マーケティング活動には欠かせないプロモーション。
この記事をご覧の皆様も自社のプロモーションにはお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は、スーパーマーケットやGMS、小売や飲食店向けのプロモーションで、
「香り」を使った店頭・店舗の販促事例を紹介いたします。
1.香りを使った店頭・店舗販促って?
例えば、じゃかいもや玉ねぎ、にんじんなどを販売している「青果コーナー」で、
「カレー」の香りがしたらどうしますか?
今日の夕飯を「カレー」にするかどうかは別として、何となく「カレー」を食べたくなりませんか?
上記のような形で非計画の購買者を嗅覚に訴えることで、
本能的な部分を刺激して購買を促すのが、「香り」を使った店舗・店舗販促になります。
他にも精肉コーナーで、焼き肉のタレの匂いを使って、
タレの併売を促したりなど、商品や空間に合わせた香りで、
香りと商品を結びつかせることができます。
この結びつきは、購買者の商品選びの時間を短縮させる効果もあるとも言われております。
匂いがしたら、その日のメニューが思いつき、商品検索にかかる時間や労力が減る形です。
筆者も料理をするので、よくわかるのですが、
今日の献立を考えるというのは意外と大変で、
気づいたらスーパーで1時間買い物していたというのはザラにあります。
ある意味、ストレスの一種になりかねません。
それが解消されるとなると、店舗のファン、リピーターとなるきっかけ作りにもなります。
2.実際の効果と検証 事例でご紹介!
実際、香りを使った店舗・店舗販促は、効果があるのでしょうか?
嗅覚プロモーションに期待されている効果としては下記3項目があげられます。
(1)非計画購買促進・関連購買促進
商品の香りを流すことにより、非計画購買者を購買へ。
また、その商品と関連商品の同時購買が促進。
(2)商品選びのストレス軽減
香りと商品が結びつくことにより、
購入商品を決めやすくなり、商品検索に費やす努力や時間を短縮することができる。
(3)ブランドの好意形成
香りによって引き起こされた非計画購買は、
商品検索時間を短縮させるため、
ポジティブな感情である満足に結びつく。
上記の効果が本当に正しいのか、実際、都内のスーパーマーケットの特設カレーコーナーに、カレーの香りを出すツールを設置し、検証をしてみました!
■設置イメージ
■検証について
場所:都内某SM 特設カレーコーナー
検証期間:9日間
クロス商材:カレールウ、じゃがいも、たまねぎ、福神漬け、ひがた豚カレー用、若鳥カレー用もも肉、バター
■検証結果
■総括
①香りの拡散範囲はおよそ2m程度。他のカテゴリー(売り場)まで香りが拡散し過ぎるということもなく、不快感を感じられなかった。
②「接触→購買」のプロセスでは、「デジタルサイネージ+香り」のコンバージョン率が、86%と他より顕著に高い。
購買に至る最後の一押しには「香り」が有効である。
一定の効果が出た結果となりました。
動きのあるデジタルサイネージと組み合わせるのが最も結果が良い形です。
※検証データの無断転載・無断使用を固く禁じます。
3.使用したツール
本検証で使用したツールはこちらの「かおるくん」になります。
■香りのプロモーションツール ”かおるくん”
【仕様】
・人感センサー感知範囲/角度約30度
・芳香距離約2~3m(環境条件による)
・芳香時間切替機能付(弱・強・連続)
・芳香距離/約2~3m ・消費電力/12V
人感センサーと強力ファンを搭載しており、効果的に香りを届けることができるツールとなります。
付属の外箱に付けることのできるPOP用紙もご用意しております。
■POP用紙一覧
「かおるくん用POP用紙」ダウンロードページへ!
■ツール取付の動画はコチラ
香りを使った店頭プロモーションとなると、大規模で費用がかさみそうなイメージがありますが、
ロープライスでも実現が可能な店頭・店舗販促の施策になります。
簡単な検証付きでご紹介しましたが、事例の一つとして皆様のプロモーション活動の一助になれば幸いです。