急増中!夏の「仕掛け型」福袋

「福袋」といえばお正月の定番企画ですが、近年では夏にも福袋企画を導入する店舗が増加中。
在庫処分だけでなく、来店促進・ファンづくり・アプリ誘導など、“仕掛け型”の販促施策として活用する事例が広がっています。

今、増えているのはこんな「仕掛け型」の福袋

バッグ自体に限定価値を持たせるためにサコッシュや巾着バッグなどトレンドを取り入れたアイテムをセットにしたり、キャラクターとのコラボ企画でファンの関心を引きつけたり、「これだけで元が取れる」と感じられるようなクーポンを同封したりと、企業ごとの工夫が詰まっています!

 バッグ
キャラクターコラボ・サコッシュや巾着バッグ・麻素材などデザインや素材にこだわった普段使いできるバッグ

◆ 中身
すぐ使える夏商品(レジャーシート、ビーチサンダル、キャンプアイテム)、限定アイテム、人気商品

◆ クーポン
アプリDLやLINE登録で手軽にクーポンGET

なぜ「夏の福袋」が増えているのか?

理由①  夏、来店機会が増えるタイミングで顧客との接点を育てる

夏はお出かけやイベントで来店機会が自然と増えるタイミング。
この時期にアプリやSNSと連動した福袋を展開することで
購入後もお客様との接点を継続的に育てることができます。

 

理由② 仕掛け型コンテンツとして+αの体験価値を「夏イベント」として提供

夏の福袋は、中身の商品価値だけでなく、“選ぶ楽しさ”“開けるワクワク感”といった体験価値もあわせて提供できる「仕掛け型」の販促手法。夏休み・帰省・旅行など非日常シーンとの相性も良く、「ちょっと贅沢したい」という気持ちにフィット。「夏の小さなイベント」として楽しんでもらえるのも特徴です。

理由③「お得感」+「安心感」で得る満足感でファン化を加速させるため

近年は中身が見える福袋が主流に。「何が入っているか分かる安心感」と「価格以上の価値」というダブルの魅力で満足感が高い。さらに、期間限定・数量限定といった演出で、緊急性と注目度を高めることができるため、ファン化を加速させます。

夏の福袋を“ファンづくり”の入り口にするポイントは3つ

福袋は、店舗にとって新規のお客様やライトユーザーとの接点を生み出す絶好のきっかけになります。特に、福袋を店頭や目立つ場所に展開することで、多くの方の目に留まりやすくなり、結果としてそのお店の「顔」としての役割を果たすこともあります。

「気になっていたけれど入ったことがなかった」というお客様にとっても、福袋はお店に足を踏み入れる最初の一歩となりやすいアイテムです。実際、福袋が並んでいると、つい立ち寄ってみたくなるものですよね。

だからこそ重要なのは、単にお得さをアピールするだけでなく、「自店らしさ」がしっかり伝わる内容にすることです。

 ①ターゲット顧客を明確にする
 → 誰に届けたい福袋かを決めることで、内容や演出がぶれなくなる
 (例:リラックスしたい子育てママ向け/夏を満喫する学生向け)

 ②「らしさ」が伝わる商品選定
 → 普段取り扱っている商品や、地域性・専門性を活かす
 (例:ご当地商品/エコ志向 など)

 ③テーマ性を持たせる
 → 単なる詰め合わせではなく一言テーマがあると、共感されやすい
 (例:「夏キャンプデビュー応援セット」「暑い日のおうち快適セット」)

「誰のために・なぜ・どんな想いで」を設計に落とし込むことで「自店らしさ・共感」を伝える第一歩に。

さらに福袋を魅力的に見せるための売り場演出

中身がどれだけ魅力的でも、「目に留まる仕掛け」がなければ手に取ってもらえません。
どんなに充実した内容でも、見つけてもらえなければ売れないのが福袋。
中身だけでなくその存在感も大事に売場づくりをしていきましょう。

  • 「福袋」の特別感を伝える!
     赤×白の市松模様のビニール幕でお祭り感と盛況感を伝え、夏のお出かけや帰省中にふと立ち寄った際も目に入る配置が重要です。

  • 価格帯や実際の商品が見える陳列で手に取りやすく。
      種類がある場合は手頃で選びやすい価格設定を前面に出すのもポイントです。

    まとめ 福袋は継続接点を生み出す「仕掛け型コンテンツ」

    「夏の福袋」は、来店動機の創出、ファンとの関係構築、アプリ誘導による継続的な接点の創出など、複数の効果を持つ“仕掛け型コンテンツ”です。
    今年の夏は、自店ならではの工夫を凝らした「仕掛け型福袋」を企画してみませんか?

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