販促イベント企画やアイデア出しにも使える!販促キーワードの見つけ方と販促ブログの書き方

企業やお店のブログを運営されている方の目的は、商品紹介やイメージアップなど、それぞれにあると思いますが、より多くの方々に訪問して読んでもらいたいというのは、共通の課題ではないでしょうか?
中でも販促施策の一環としてブログを始め、集客(来店や自社サイトへの誘引)が目的という方は、訪問数がなければ、集客には繋がりません。
訪問数を増やすには、「コンテンツがユーザーにとって有益」であることは勿論のこと、「検索ボリューム(検索需要)があるテーマ」で、最低限度の「SEOを意識」していないと、ある程度の訪問数は見込めません。この記事では、コンテンツマーケティングの初心者が、ブログ記事を書く時に気をつけてみたら、実際に訪問数が800%以上に増えた、販促ブログのテーマ(キーワード)の見つけ方、書き方についてお伝えします。

GoogleアナリティクスPVグラフ

1.販促テーマ(キーワード)を見つける3つの方法

販促テーマを見つけるには、販促するモノ(やコト)に関連するキーワード(検索クエリ)を知ることからはじめます。3つの方法「サジェストワード」「関連する検索キーワード」「キーワード取得サイト」をご紹介します。関連キーワードを知ることにより、広範囲にユーザーニーズを理解することができます。検索クエリとは、検索する時に入力するキーワードのことです。

1-1.サジェストワード

関連キーワード(検索クエリ)を知る、一番簡単な方法は「サジェストワード」を見ることです。
「サジェストワード」とは、GoogleやYahoo!の検索枠に入力した際、候補としてプルダウン表示されるキーワードのことで、検索枠に入力したキーワードに対して、他の多くの方が検索されている類似のキーワードが表示されます。

サジェストワードイメージ

サジェストワードは、パーソナライズ(過去に自分で検索したワードや検索している地域に影響)されますので、できればシークレットモードというブラウザのモードで検索することをお勧めします。シークレットモードは各ブラウザよって設定方法が異なりますので「シークレットモード+(ブラウザ名)」などでググってお調べください。

1-2.関連する検索キーワード(虫眼鏡キーワード)

次に簡単な方法は、検索エンジン(GoogleやYahoo!)の検索結果ページの下部などに表示される、Googleの関連する検索キーワード(Yahooでは虫眼鏡ワード)です。ここに表示されるキーワードは、より多く人が検索されている関連のキーワードが表示されます。

関連する検索キーワード(虫眼鏡キーワード)

1-3.関連キーワード取得サイトを利用

3つ目は、上記の方法より多くの関連キーワードを一括して調べることができる、関連キーワード取得サイトです。「ラッコキーワード」や「グッドキーワード」は、関連キーワード取得サイトとして有名で、便利なサイトです。多くのキーワードを見ると、自分でも気付かなかったユーザーニーズを知ることができて、コンテンツの幅を広げるのにも有効です。

ラッコキーワードとグッドキーワードの画面

2.取得した「キーワード」から記事のテーマを選定する

多くの関連キーワードが分かっても、各キーワードが全て、ご自身のブログに適したキーワードになるとは限りません。そこで、関連キーワードの中から、ブログ記事の対象となるキーワード(ブログを読んでもらいたい方に適したキーワード)を選定します。
例えば、【販促】というキーワードで検索し表示される関連キーワードは以下のようになりました。

販促に関する関連キーワード

それぞれのキーワードをユーザーニーズを想定しながら選別してみます。
【販促 読み方】【販促する】【販促 使い方】で検索する方は、販促という言葉自体の意味や、文章上の使い方など、販促とは?のような「販促についての概略」を調べている方。
【販促 仕事】【販促 営業】で検索する方は、販促に関わる「求人情報」などを探している方。
【販促 広告】【販促 ポスター】で検索する方は、販促に利用する販促物について調べている方。
【販促 コツ】【販促 例】で検索する方は、企業やお店の販促担当者が販促企画の立案時に販促事例などについて調べている時。
【販促 花子】【販促 スタイル】で検索する方は、販促サイトを指名で検索されている方。

キーワードから、ユーザーニーズやペルソナを想像し、自分が書きたいブログの対象者(ターゲット・見込み顧客)が検索しているキーワードを選定します。

3.ユーザーニーズを理解する(深掘りする)

選定したキーワードで実際に、検索結果に上位表示される「競合ページ」の共通テーマや課題などから、ユーザーニーズを理解します。

選定した関連キーワードのリンク先で表示される、検索結果ページの上位サイトの傾向を確認します。
上位表示された、5〜10本の複数の記事を読み進めると、共通するテーマや課題、ユーザーニーズなどが見えてきます。見えてきたテーマに対して、自社(お店)の商品やサービスで、お役に立てる情報や、問題解決につながる内容などを考慮しながら、ユーザー(見込み顧客)にとって有益な、独自のコンテンツを作成します。最終的には、訪問者(ページ閲覧者・お客様)に、自社(お店)がお役に立ちます!というようなコンテンツにしたい訳です。
Yahoo知恵袋や教えてgooなどの質問サイトでも、関連キーワードで検索し、ユーザーの悩みやニーズを知ることができますが、訪問数を増やすという観点からは、なるべく多数派のニーズをテーマにしたいのと、他の方の回答に影響を受け、独自のコンテンツを生み出すのに妨げになることがあるので、ブログを書く上では参考程度にとどめておきます。

4.キーワードの「検索ボリューム」と「競合性」を調べる

検索エンジンからの訪問を増やすには、実際に検索ボリューム(検索数)の多いワードを知る必要があります。当然ですが、検索ボリュームの少ないキーワードでは、検索結果に表示されることも少ないですし、それだけ訪問につながるチャンスも少なくなります。
検索ボリュームが多く、訪問に結びつく効果的なキーワードを知ることは、ページへの訪問数を増やすことへの近道へとつながります。

検索ボリュームを調べるには、Googleのキーワードプランナーや、Googleトレンドなどのツールがありますが、ここでは、前記のキーワード取得ツール「ラッコキーワード」と「Googleのキーワードプランナー」を使った「検索ボリューム」と「競合性」の調べ方をお伝えします。

ラッコキーワード」の検索画面に、選定したキーワードを入力して検索します。
画面左側には関連キーワードが表示されますが、画面右上の「全キーワードコピー(重複削除)」のボタンをクリックして、関連キーワードをコピーします。(下図の1)
そのまま「Googleのキーワードプランナー」に移動し「画面右側の検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックして(下図の2)、表示された検索枠に、コピーしたキーワードをペーストして「開始する」をクリックします。(下図の3)
更に、画面上部のメニューにある「過去の指標」をクリックして(下図の4)、下の表の項目名「月間平均検索ボリューム」をクリックして(下図の5)、検索数の多い順にソートします。

こちらの結果から「月間平均検索ボリューム」が多く(最低100以上)、「競合性」が「低(もしくは中)」のキーワードを選定します。
検索ボリュームがない場合は、そのキーワード(テーマ)でのライティングは避けます。
ビッグワード(検索数が月10万回を超え、競合サイトが多く存在するキーワード)で記事を書き、検索上位に表示されるのは難しいので「販促 ◯◯」 など、キーワードとキーワードを組み合わせたワードの中から、記事にしたいテーマ(記事になりそうなテーマ)を見つけていくことも重要です。

検索ボリューム調べ方

5.SEOを考慮したページタイトルをつけ、文章の体裁を整える

SEOを考慮して「タイトル(見出し)」をつける

記事の投稿の際に重要なことは「ページタイトル(検索結果に表示されるタイトル)」のつけ方になります。上記の方法で選定した関連キーワードをタイトル内に含み、記事の内容が分かりやすく伝わる、魅力的なタイトル(クリックしたくなるようなタイトル)にすることが、ページに訪問してもらうためには必要です。当然ですが、検索結果に表示されてきたとしても、タイトルをクリックしてもらうことがなければ訪問されないからです。
例えば、以下の2つのタイトル例をご覧ください。

  • ブログの書き方(初級編)
  • 販促イベント企画やアイデア出しにも使える!販促キーワードの見つけ方と販促ブログの書き方

下のタイトルの方が、上のタイトルと比較して、(記事の内容が伝わり)クリックしたくなりませんか?
また、タイトルには、数字を入れると記事の形式やボリュームが想定できます。
例えば、「〜の厳選サイト 3選」とあれば、大別された内容で、一つ一つに詳細な説明があるような形式の記事と推測され、
「〜の厳選サイト 50選」とあれば、リスト表示でサイトが羅列されていて、とりあえず多くのサイト情報を集めたい時に有効な形式の記事と推測されます。「3分で読める〜」などの表記も、サイト訪問前に、ユーザーに対し記事のボリュームを伝えることで、時間のない方には親切なタイトルになります。
ページタイトル以外にも、文章内の見出し(h2ダグやh3ダグ)も重要になってきますので、関連キーワードを含めた見出しを意識してつけるようにしてください。

文章の体裁を整え、リンクをつける

Web上で情報収集する方には時間のない場所が多いので「目次」や「まとめ」などで、記事の全体像や最終的に伝えたい事が把握できるようにしたり、「写真」「イラスト」「図解」などのビジュアル表現で、パッと見でも記事の内容が把握できるようにすると、読みやすいく良いコンテンツに仕上がります。
また、誘引したいサイトがあれば、お店のホームページや、自社の商品やサービスへ誘引する文章を追加したり、リンク(バナー)を設置します。

記事公開後もGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで、訪問数や離脱率をチェックしたり、Googleサーチコンソールで、実際に検索エンジンに認識されている検索ワードをチェックして、コンテンツの追記や、リライト(書き直し)で、記事を充実させていくことで訪問数が更に増えることが期待されます。

ブログを運営し、訪問数が伸び悩んでいる方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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