4月と5月の行事 – 灌仏会|十三参り|八十八夜|葵祭|チーズローリング フェスティバル

現在はほとんど行われていない、あるいは一部の地域にだけ残るような、忘れ去られつつある古き良き日本の伝統行事や、まだ日本では一般的ではないが世界的には有名な行事・記念日をシリーズでご紹介します。今回は4月と5月の行事です。

十三参りイメージとお茶

4月8日 灌仏会(かんぶつえ)(花まつり)

釈迦の誕生を祝う仏教行事。日本では原則として毎年4月8日に行われる。寺院では花で飾った花御堂(はなみどう)を作り、灌仏桶を置いて誕生仏の像をその中央に安置し、参拝者は柄杓で像に甘茶をかけて祝う。そしてこの甘茶を竹筒などに入れて持ち帰り、家族で飲んで無病息災を祈る。またこの甘茶に墨を混ぜ「千はやぶる卯月八日は吉日よ 神さげ虫を成敗ぞする」等と書いて、その紙を戸口や柱などに逆さに貼っておくと、虫除けのまじないになるという言い伝えもある。
関連商材/甘茶

4月13日 十三参り(まいり)

旧暦の3月13日、現在は新暦の月遅れにした4月13日に、数えで13になった男女が虚空蔵菩薩にお参りし、福徳や智恵を授かる行事。自分が生涯使う数珠を買ってもらい、十三智菓(13種のお菓子)をお供えしてから、家族みんなで頂く。
お参り後はせっかく授かった知恵を虚空蔵菩薩に返してしまわないよう、後ろを振り向いてはいけないという言い伝えがある。
京都・嵯峨の法輪寺が有名で、主に関西で行われている。
関連商材/オードブル・お惣菜

5月2日 八十八夜(はちじゅうはちや)

立春から数えて八十八日目。春から夏に移る時季ですが、遅霜への注意を促す意味で作られた日本独自の雑節です。「八十八」という字を組み合わせると「米」という字になることから、五穀豊穣を願う重要な日ともされてきました。
また有名な歌になぞらえて、この日に摘んだ茶葉は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするとも言われています。
関連商材/新茶・茶葉・茶菓子

5月15日 葵祭(あおいまつり)

祇園祭・時代祭とともに、京都三大祭の一つ。平安朝の優雅な古典行列は平安貴族そのままの姿で列をつくり、京都御所を出発、総勢500名以上の風雅な行列が下鴨神社を経て、上賀茂神社へ向かう。京都では葵祭の日になると、鯖寿司を食べる風習がある。この鯖、昔は鯖街道と言われる若狭から京都までの道のりを人力で運ばれてきたという。若狭湾で採れた鯖にふっておいた塩が、長くて険しい鯖街道を人手で京都まで運んでくる間にちょうど良い加減になり、それを寿司にしたのが始まり。
関連商材/鯖寿司

5月27日(5月最後の月曜日)チーズローリング フェスティバル

イギリスのコッツウォルズ地方クーパーズヒルで行われるユニークな祭り。
丘の上からダブルグロスターチーズを転がし、世界中から集まった参加者がそれを追って全長200mの急勾配な斜面を一気に転げ落ちて行く。一番早くゴールした優勝者には共に転がったチーズが贈られる。
日本からの参加者や見学者もおり、年々ポピュラーになりつつあるイベント。
関連商材/チーズ

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※いわれには異説・地域差があります。
※海外行事の開催日等は予定です。詳細は各観光庁等でご確認ください。
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