【父の日】販促施策:売上を最大化する売場戦略


例年5月下旬ごろから売場が展開され始める父の日ですが、お店にとってその位置づけは、単に母の日に続くギフト商戦ということだけではありません。この父の日における集客は、そのあとに続く「お中元」「夏ギフト」へのアピールにも繋がるからです。そこで今回は、父の日の販促において、売上を最大化するための留意すべきポイントをご紹介します

自店舗におけるターゲットを明確にする

まず最初に行うべきことは、自店舗におけるターゲット層を明確にすることです。父の日の贈り物は、主にパートナーや子供から、父親・夫に購入することが一般的ですが、お店側はその来店客層によって売場の見せ方やアプローチ方法は変わってきます。例えば子持ち世帯が多く来店するお店であれば、「お子さんからお父さん」を意識したアプローチが必要ですし、高級感のあるお店であれば、より「大人」を意識したアプローチが必要でしょう。そのため、取り扱い商品や客層を踏まえた上で、どの層にアプローチすべきか、しっかり見極めましょう。

売場のテーマカラーを考える

その他の催事と同様、父の日においても来店したお客様の興味を引き、需要を喚起するために、ポスターや装飾を活用して、しっかりと売場をアピールすることが大切です。使用するカラーとしては、母の日の赤・ピンクの対比となる「青」ベースに‶バラ″や‶ひまわり″をモチーフとした「黄」を組み合わせたパターンが定番です。そこから、より大人っぽいシックなイメージを訴求したい場合は「紺」ベースにしたり、さわやかなイメージにしたい場合は「水色」ベースにするなど、商材・客層に合わせて全体のカラーイメージを設定しましょう。また、モチーフとなる「黄色いバラ」「ひまわり」「リボン」「ギフトBOX」などを装飾として売場に設置することも、視認性を高め、ギフト感の演出にも繋がるためおすすめです。

ギフトラッピングサービスの提供

父の日の贈り物を特別なものにするため、またお店のブランド育成のためにも、ギフトラッピングサービスを提供することは必須と言えます。あらかじめ父の日限定の包装紙やリボン・シールを用意して、贈り物をさらに魅力的に演出しましょう。また、取り扱い商材によっては、ギフト袋ギフトBOXを用意するのもおすすめです。さらに、プレゼントと一緒に贈れるメッセージカードやメッセージタグなどを併せて提供するのも、顧客満足を高めるためにも効果的でしょう。

限定イベントやプロモーションの実施

父の日ギフトの期間中、特別なイベントやプロモーションを実施することで、顧客の興味を引きつけることができます。具体的には父親と子供が一緒に楽しめるワークショップやデモンストレーション、割引セールや割引クーポンなどがあります。特に「似顔絵イベント」や「記念撮影イベント」などは様々なお店で実施されていますよね。また、人手が必要なイベントや割引企画がオペレーション上難しい場合は、ギフト購入時に手渡すだけで完結する「黄色いバラ(造花)」の提供サービスが、手配も簡易な上に父の日ならではの手法となるためおすすめです。

父の日におすすめ販促ツール



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