1月と2月と3月の行事 – 納豆の年取り|二十日正月|ラ・シャンドルール|アーモンドの 花祭り|レモン祭り|オレンジ合戦|桜鯛祭り|セント・パトリックス・デー|社日

現在はほとんど行われていない、あるいは一部の地域にだけ残るような、忘れ去られつつある古き良き日本の伝統行事や、まだ日本では一般的ではないが世界的には有名な行事・記念日をシリーズでご紹介します。今回は1月と2月と3月の行事です。


納豆ご飯とクレープ

1月6日 納豆の年取り

この日に納豆を食べると「万病の根が抜けていく」と伝えられ、夕方の膳に納豆をすりつぶして納豆汁を作り、家族全員でいただく。「年取り」とは「年を越すこと」。6日の納豆の年取りは、今年一年、病気にならずに健康に過ごしていくことを願う風習である。お正月の納豆のことを「節納豆(せちなっとう)」という。
関連商材/納豆

1月20日 二十日正月

この日をもって正月の行事をすべて終える日。京阪神地方では、正月に用いた鰤の骨を二十日の間、酒粕の中に入れ、ごぼう・大根・大豆などと一緒に煮て食べる事から骨正月、頭正月ともいう。その他各地でも乞食正月・奴正月(石川)、棚探し(群馬)、フセ正月(岐阜)、二十日ワッパカ(岩手)などといって、正月のご馳走や餅を食べ尽くす日としている。西日本では麦飯にとろろをかけて食べることから「麦正月」とも呼ばれている。
訴求項目/正月料理の使い切り

2月2日 ラ・シャンドルール

クリスマスから40日後にあたる2月2日は「聖母マリアを清める」日で、フランスでは春の訪れを祝い、その年の豊作を願って家族でクレープを焼いて食べる習慣があります。クレープの形と色が太陽を思い浮かばせることから、春を待ち望むお祭りに使われたとされ、「クレープの日」とも呼ばれています。左手でコインを握って、右手で持ったフライパンでクレープを宙に上げてひっくり返すと、その年は幸運が訪れると言われています。
関連商材/クレープ

2月初旬〜中旬 アーモンドの花祭り

イタリア、シチリア島の都市アグリジェントで行われる春の訪れを祝う祭り。ギリシャ神話に起因しており、アーモンドの花が咲く2月ごろに行われる。世界中の民族舞踊団がそれぞれの民族衣装を身にまとい、シチリア風馬車などと一緒にパレードを行う。それらはコンテストでもあり、優秀な舞踊団が神殿の前で選出される。他にも花火などが催される、とても華やかなお祭り。
関連商材/アーモンド

2月下旬〜3月上旬 レモン祭り

フランス南東部のレモンの一大産地マントンという所で、約一ヶ月にわたって行われる地中海のお祭り。レモンなどの柑橘類を大量に使い製作した色彩豊かなオブジェが有名である。売店では柑橘類を使ったマーマレードやはちみつ、ジャムなどがならび、街中が柑橘系の香りに包まれるという。
関連商材/レモン・オレンジ等柑橘類

2月中旬〜3月上旬 オレンジ合戦(がっせん)

イタリアのイヴレアで行われるカーニバル、そのフィナーレを飾るイベント。中世の独裁君主に民衆が反乱を起こし自由を勝ち取ったことに由来し、馬車に乗った君主軍と住民が数十トンにも及ぶオレンジをぶつけ合うというもの。合戦は街区ごと9チームに分かれ、5つの広場で繰り広げられる。赤い帽子を被り、防護ネットの中に入れば標的にはならないが、流れ弾が飛んでこない保証は無い。合戦後、広場はオレンジの海と化す。
関連商材/オレンジ等柑橘類

3月初旬〜中旬 桜鯛祭り(さくらたいまつ)

産卵期で脂が乗った桜鯛の水揚げ時期に各地で行われる。和歌山県和歌山市の加太地区では、まず一年の内に料理された鯛の冥福を祈る鯛供養という神事で幕をあけ、供養後は、「鯛は人間に食べられてこそ成仏する」という言い伝えのもと、観光客にも振る舞われる。
また、祭りでは加太漁港で水揚げされた魚介類の販売や出店が立ち並び、毎年賑わっている。
関連商材/鯛、魚介類

3月17日 セント・パトリックス・デー

アイルランド共和国の祝祭日。セント・パトリックはアイルランドに元々存在したケルトの宗教観を改宗させるのではなく、キリスト教とケルトの宗教観を融和させる形を取った人物。アイルランド人にとってはクリスマスよりも盛り上がるという最大のイベント。諸外国でもパレードを行ったり、何か「緑色のもの」を身に付けるなどしてお祝いする。この緑色には友情の意味もあり、現在ではセント・パトリックス・デーは「友情について考える日」としても知られている。
関連商材/アイルランド料理・アイリッシュビール

3月22日 社日(しゃにち)(春社)

雑節のひとつで、春分・秋分に最も近い戊の日をいう。春の社日を春社、秋の社日を秋社といい、単に社日といえば春社を指す。「社」とは土地の守護神のことで、その神に豊作を祈願する日となっている。産土神に参拝し、春には五穀の種を供えて豊作を祈願し、秋には初穂を供え、その年の収穫に感謝する。また、春の社日に酒を呑むと耳が良くなるという風習があり、これを治聾酒(じろうしゅ)という。
関連商材/酒・ぼた餅

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※いわれには異説・地域差があります。
※海外行事の開催日等は予定です。詳細は各観光庁等でご確認ください。
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