【8月販促】2023お盆・夏休み 店頭で強化すべきポイント


8月は例年、年末に次ぎ食料品への消費支出が高い月と言われています。また、コロナウイルスの「5類」移行もあり、2023年はコロナ禍以降自粛傾向にあったお盆における『帰省』が本格化する年となるでしょう。そのため近年続く価格高騰の影響で厳しい状況が続く中で、売りの山場をつくる勝負の月となります。消費者ニーズを引き出す売場づくりをするための強化すべきポイントを解説します。

昨年2022年8月の消費動向

スーパーマーケット販売統計からの推察

2022年8月の販売統計によると、「惣菜部門」以外は軒並み前年比でマイナスの数値となっています。特に青果・水産・畜産の「生鮮3部門」に関しては、内食需要の低下、外食機会の増加による買上点数の減少、及び価格高騰の影響が響き厳しい数値となりました。また、「日配品」「一般食品」に関しても、値上げ・内食需低下による買上点数減少が響き前年比でマイナス数値。さらに『帰省』『外出増』による人流変化の影響による、来店客数動向の増減が発生し、店舗によって好不調の差が出たようです。唯一好調であった「惣菜部門」では、前年よりも帰省客が増加したことにより、予約販売を含めた「オードブル」「寿司類」が回復したこと、調理油の値上げ・猛暑で家庭内調理を避ける傾向から「唐揚げ」「天ぷら」などの揚げ物系が好調だったことから、昨年比でプラスの数値となっています。
2023年は前年よりさらに「帰省客」が増加する可能性が高いため、お盆における帰省需要を意識した売場づくりが必要になります。また、2023年は各地で4年ぶりに復活する「夏祭り」「花火大会」も多く、お祭り需要を踏まえた売場づくりも買上点数UPのポイントとなるでしょう。

強化すべき売場とポイント

2023年のお盆において重要なポイントは、やはり「帰省」を意識した売場づくりです。帰省する側・迎える側で購入する商品はかわってくるため、売場によって訴求する内容は変える必要があります。また、帰省ピークの前後で押し出す内容を変えたり、帰省期間の客層・人流を予想し、重点的に訴求する商材を絞り込むことも、効率的に帰省機会を活かすために重要なポイントとなります。

お盆(惣菜・精肉・鮮魚売場)


帰省時に行うことのトップは、やはり家族や親族との食事・団らんです。そのため、基本的に食事を用意する”迎える側”(帰省先)の視点にたって、売場をつくる必要があります。具体的には『ごちそう』『おもてなし』などのタイトルで訴求すると効果的でしょう。訴求を強化すべき売場は「オードブル」「寿司」などの販売が見込める『惣菜部門』、ごちそうメニューのメイン食材となる『精肉部門』『鮮魚部門』です。精肉・鮮魚売場ではおすすめのごちそうメニューのレシピなども紹介すると、食材選択のヒントになり、関連商材の購入にも繋がりやすいのでおすすめです。また、「オードブル」「寿司」に関しては、コロナ禍で浸透してきた予約販売の強化をすることもおすすめします。

AP3-0193 長尺ポスター お盆(風流) BA3-0193 パラポスター お盆(風流)
BA3-0136 パラポスター お盆のいわれ TA8-7041 お盆尺丸提灯
PA8-1244 ビニール幕 ストライプ(パープル) NT8-0018 かんたんロール幕 紫模様
AS9-5132 A3ポスター お盆のおもてなし AS9-0050 A3ポスター ごちそうメニュー(お盆)

帰省土産(青果・お菓子・ギフト)

都心など、故郷に帰省する消費者が多いエリアの店舗では、『帰省土産』をテーマに売場を強化することで、お土産需要を喚起させるのがいいでしょう。『青果部門』ではこの時期贈答用にも好まれる「メロン」「スイカ」「ブドウ」「マンゴー」などを中心に、わかりやすくコーナー化して売場展開することをおすすめします。『菓子部門』『ギフト部門』も同様に、『帰省土産』の訴求をしっかり行うことで、需要喚起が見込めます。その際、ご当地名物やエリア限定品などを組み込むことで、より効果的な訴求ができるでしょう。また、これらの商材は、”迎える側“の購入も見込めるため、帰省時期の来店人流の変動が大きい店舗では、時期により訴求内容を変更するのもひとつの手段です。(帰省ピークのお盆の少し前までは『帰省土産』、その後『ごちそう』『おもてなし』の訴求に変更など)

BT3-0191 テーマポスター お盆 BA9-0049 パラポスター 帰省お土産(お盆)
AP9-0049 長尺ポスター 帰省お土産(お盆) PA2-0088 ビニール幕 空と雲
CA8-0962 のぼり ふるさと特産品 TQ8-7000PU ハニカムボール(パープル)

夏祭り・花火大会(飲料・菓子・つまみ類・惣菜)

2023年はコロナ禍に入り中止になっていた多くの「夏祭り」「花火大会」が復活するということで、近隣の店舗においてはスポットで売りの山をつくるチャンスになります。お祭りの当日、行き帰りに立ち寄る来店客に対しては、ソフトドリンクを中心とした飲料・菓子類の販売が見込める他、「花火大会」においては事前に観覧場所・食べ物や飲み物の準備をする消費者も多いため、大会前の段階からソフトドリンク・酒類・菓子・つまみ類などの販売も見込めます。また、店舗によっては惣菜コーナーのオードブルの予約訴求なども効果があるでしょう。そのため近隣の「お祭り」「花火大会」情報を把握し、開催前から売場でしっかり訴求し、気づき・需要の喚起を行うことが大切です。開催日時などを掲載した、近隣のお祭り情報を告知してあげることも効果的です。

AP3-0192 長尺ポスター 夏祭り BA3-0192 パラポスター 夏祭り
NT9-0011 貼付けかんたんフロアシール「花火」 TC2-0079 大花火タペストリー(防炎加工)
AS9-0051 A3ポスター 花火大会へ出かけよう AS9-0445 A3ポスター 花火(写真)
AS9-0453 A3ポスター 夏まつり

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