発生から1年以上経過しましたが、依然として世界で猛威を振るう新型コロナウイルス。
コロナウイルス感染リスクの一つに「換気の悪い密閉空間」があるといわれております。
今回は、「換気の悪い密閉空間」を回避するための換気方法とCO2濃度の基準について解説をします。
1.CO2濃度とは?
空気中に含まれるCO2の含有量となります。
生物は呼吸を行う際に空気中の酸素を吸収し、二酸化炭素を吐き出します。
そのため、換気を行わず密閉された空間ではCO2濃度が高くなり、頭痛や倦怠感、眩暈や眠気などの原因となります。
一般的に単位をppm(part per million)で表すことが多く、1ppm = 1/1,000,000、つまり百万分の一となります。
外気の二酸化炭素濃度がおおよそ415ppm~450ppmとなり、室内の二酸化炭素濃度が1,000ppmを超えたら換気をするよう推奨されております。
この1,000ppmという濃度はビル管理法における空気調和設備を設けている場合の空気環境の基準となり、2000ppmを超えると前述した健康への影響があるといわれております。
また、呼吸により二酸化炭素が吐き出されることから、人が多く、密集すればするほど濃度が高くなりがちです。
多くの人が長時間滞在する飲食店や事務所などでは濃度測定器を用いて1,000ppmを超えていないか確認することも有効です。
2.適切な換気の方法とは?
CO2濃度が高くなれば当然換気をしなければならないのですが、換気の方法が悪ければ、室温が大幅に変化をしてしまい熱中症のリスクや暖房器具による火災を引き起こす場合もあります。
室温の変化を抑える換気方法としては以下が考えられます。
「換気の悪い密閉空間」を回避するための換気方法
- A.人がいない部屋の窓を開け、廊下等を経由し換気を行う(二段階換気)
- B.一気に換気を行うのではなく、1方向のみの窓を室温に応じて開け閉めを行い調整をする。
- C.冬場の場合、開けている窓の近くに暖房器具を設置する。
※燃えやすいものから距離をあけるなど火災の予防には注意が必要。 - D.湿気が多くじめじめとしやすい梅雨から夏場では、2方向以上の窓を開けつつエアコンの温度を低めに設定する。
※2方向以上の窓を開けられず、空気を循環させることが難しい場合は、ドアを開けたり天井付近の窓を追加で開けるなども効果的です。
また、空気清浄機の使用も効果的ではありますが、外気を取り入れる風向きと空気清浄機の風向きが異なると空気が淀む原因となります。
室温・湿度などの環境や、設備に応じて適切な換気を行うことが、新型コロナウイルス対策にもつながります。
3.CO2濃度測定器とは?
施設・店舗の換気状況を把握するために役に立つのがCO2濃度測定器。
当店取り扱いのCO2濃度測定器では、室内のCO2濃度を色で分かりやすく表示します。
■警告表示色
色 | CO2濃度 | 内容 |
緑 | 0~800ppm | 正常レベル/span> |
黄 | 801~1,200ppm | 換気推奨 ※1,000ppm以上になったら換気を意識 |
橙 | 1,201~1,500ppm | 換気注意 ※時々窓の一部を開けると良い |
赤 | 1,501ppm~ | 換気必須 ※30分に数分間窓を開ける(全開) |
・絶対に分解したり、修理改造をしないでください。
・幼児の手の届くところでのご使用はおやめください。
・浴室などの湿度の高い場所での使用や保管をしないでください。
・USBコードを傷つけたり、破損させたりしないでください。
・電源は付属のUSBコードをご使用ください。
・濡れた手でUSBコードを抜き差ししないでください。
・本体に水をつけたり、水をかけたり丸洗いしないでください。
・本製品は水平な場所に置き、振動する場所での使用はしないでください。
施設・店舗にあると「感染対策をしている」という印象を与えることから、
イメージアップのインテリアとしても使用できます!
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