免税店におけるPOPは、単なる広告媒体ではなく、訪日外国人観光客とのコミュニケーションツールとして重要な役割を果たしています。効果的なPOPを作成することで、購買意欲を高め、顧客満足度向上に繋がり、店舗の売上アップに貢献することができます。今回は、免税についての基本的ことについてお伝えします。
この記事の目次
免税とは？簡単に説明！
免税とは、税金がかからないことです。
特に、免税店で買い物をする場合、通常かかる消費税などの税金が免除されるため、商品を安く購入することができます。
消費税は、国内で消費される商品やサービスに対して課される税金です。免税店で購入した商品は、原則として日本国内で消費されることなく、海外へ持ち出されることが前提となっています。そのため、日本の消費税を課す必要がないとされています。
もし、日本国内で消費税を課した上で、海外に持ち出された商品に対して、その国で再度税金が課されてしまうと、二重課税の問題が生じます。免税制度は、このような二重課税を回避するための措置でもあります。
免税を利用する際の注意点は？
免税を利用する際の主な注意点には、以下のような事項があります。
1. 非居住者であること
日本に居住していない外国人などが対象となります。
2. 一定金額以上の購入
免税を受けるためには、一定金額以上の購入が必要です。
衣類、アクセサリー、家電製品など、日常的に使用される一般物品は、1店舗で同一日に購入した物品の合計金額が5,000円（税抜き）以上、化粧品、お酒、たばこなど、消耗品は、1店舗で同一日に購入した物品の合計金額が5,000円（税抜き）以上50万円（税抜き）以下であれば、免税の対象となります。
消耗品は、日本を出国するまで開封しないことが条件です。開封してしまうと、免税の対象外となる場合があります。
3. 持ち出し手続き
購入した商品を日本国外へ持ち出す際に、必要な手続きがあります。免税手続きには、パスポートや航空券の提示などが必要になります。
免税手続きに必要なものは？
免税手続きには、以下のものが一般的に必要です。
パスポート
非居住者であることを証明するために、有効なパスポートが必要です。最新の入国スタンプが押されていることを確認しましょう。
購入品
免税で購入した商品を全て携行し、税関で提示する必要があります。
購入証明書
免税店で受け取った購入証明書です。商品名、価格などが記載されています。在留証明または戸籍の附票の写し: 日本に2年以上居住していないことを証明する書類です。どちらか一方を準備します。
一般的に、日本に居住している日本人は、国内の免税店で免税で購入することはできません。
例外として海外在住の日本人や、空港内の免税店を利用する場合などは、免税で購入できる可能性があります。免税手続きは、国や空港によって異なる場合があります。免税手続きの詳細については、消費税免税店サイト（https://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/page01_.html）などを参考にしてください。
免税店の種類は？
免税店には、大きく分けて以下の2つの種類があります。
1. 保税免税店（Duty-Free Shop）
税関の管轄外にある店舗で、主に国際空港や国境付近で見られます。消費税だけでなく、関税、酒税、たばこ税なども免除されます。パスポートなどの身分証明書が必要で、購入後一定期間内に出国することが条件です。
2. 消費税免税店（Tax-Free Shop）
日本国内の店舗で、消費税のみが免除されます。非居住者であること、一定金額以上の購入であることなどが条件です。
免税店のアルファベットは？
免税店を英語で表す場合、直訳すると「tax-free shop」となることもありますが、一般的には「duty-free shop」の方が広く使われています。
「関税＝duty」「無料＝free」「店＝shop」つまり、「関税が無料の店」という意味になります。
免税店で利用するPOP（ポスター）のご紹介
免税店で利用されるPOP（ポスター）は、主に訪日外国人観光客に対して、商品の情報や免税手続きに関する情報を分かりやすく伝えるために使用され、重要な役割を果たしています。
これらのPOPは、店舗内の様々な場所（店頭・レジ周り・商品陳列棚・試着室: 試着室・通路・トイレなど）に設置され、POPのデザインや設置場所を工夫することで、より効果的に情報を伝え、顧客満足度向上や売上アップに繋げることができます。
また、日本語に加え、英語、中国語（簡体字・繁体字）、韓国語など、主要な言語に対応することも重要です。
おすすめ！免税店で利用するPOPアイテム
POPGALLERYオンラインショップでは、免税店向けのPOPやインバウンド向けPOPを取り扱っております。詳しくは、「免税告知ツール特集」や、「インバウンドPOP特集」をご覧ください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
