鳥居とは?鳥居の形・種類による意味の違い。起源や朱色の訳は?鳥居関連のPOP・装飾品もご紹介!

鳥居と神社

鳥居とは?

鳥居は、神社の象徴であり、神様と人々を繋ぐ重要な役割を担っています。
神社の鳥居は神社の入り口にある、神様の世界と私たち人間が暮らす世界を分ける境界を示すものです。
鳥居をくぐる際には、一礼するのが一般的です。これは、神聖な場所へ足を踏み入れるにあたり、敬意を表す行為です。

鳥居の役割は?

鳥居の役割には、以下が挙げられます。
「神域と俗世の境目」
鳥居の内側は神聖な場所(神域)とされ、外側は人間が暮らす場所(俗世)とされています。
「結界」
鳥居は、神社の中に不浄なものが入らないようにする結界としての役割も担っています。
「神への入り口」
鳥居は、神様の世界への入り口であり、参拝者が神様に近づけるための場所でもあります。

鳥居の起源

鳥居の起源については諸説ありますが、古事記の神話に由来する説が有力です。
天照大御神が天岩屋に隠れた際に、他の神々が「常世長鳴鳥」という鳥を鳴かせたエピソードがあり、この鳥が居た木を起源とする説があります。

鳥居の形の違いによる種類と意味は?

鳥居の形は、神社の宗派や地域、祀られている神様などによって様々で、それぞれに込められた意味や歴史的な背景があります。
鳥居の形は大きく分けて、神明鳥居と明神鳥居の2種類に分類されます。

神明鳥居

シンプルな構造で、笠木(横木)がまっすぐで、貫(柱と柱をつなぐ横木)が柱の外に突き出ていないのが特徴です。
天皇を祀る伊勢神宮をはじめ、天照大御神を祀る神社などに多く見られます。
古くからある伝統的な形式で、自然の樹木をそのまま利用した素朴な美しさがあります。全国の神社で見られる最も一般的なタイプです。
形が持つ意味は、古くからの伝統を重んじ、自然との調和を象徴しています。

明神鳥居

屋根が付いた鳥居で、神明鳥居に比べて装飾が凝っており、朱色に塗られていることが多いです。
笠木が両端に向かって反り上がっており、貫が柱の外に突き出ているのが特徴です。華やかで力強い印象を与えます。
仏教の影響を受けて発展した形式で、八幡宮や稲荷神社など、多くの神社で見られます。
形が持つ意味は、華やかで力強く、神々しさや荘厳さを表現しています。

その他の鳥居

この他にも、地域や神社独自の特色を持った様々な形の鳥居があります。
【山王鳥居】 笠木が破風形になっているのが特徴で、日吉大社など山王権現を祀る神社で見られます。
【稲荷鳥居】 狐の形をした鳥居で、稲荷神社で見られます。
【太鼓橋鳥居】 橋のような形状をした鳥居で、水辺にある神社で見られます。
形が持つ意味は、それぞれの神社の特色や歴史的な背景を反映しています。

鳥居は、なぜ朱色なのですか?

鳥居が朱色で塗られているのは、単なる装飾ではなく、古くから続く深い意味合いが込められています。
朱色は、神聖な場所を示し、邪気を払い、人々に安らぎと希望を与える色として、古くから人々に親しまれてきました。単一の理由ではなく、古くからの信仰や文化、実用的な側面など、様々な要素が複合的に作用した結果で、以下のような理由があります。

魔除けの効果

朱色は、古来より魔除けの色として考えられてきました。邪気を払い、神聖な場所を守る力があると信じられており、神社の建物や鳥居に朱色が用いられるようになりました。

太陽の色

朱色は太陽の色を象徴し、生命力や活力を表しています。太陽神を崇拝してきた日本人にとって、朱色は神聖な色であり、神域を現すのにふさわしいと考えられてきました。

防腐効果

朱色の塗料には、防腐効果がある成分が含まれているものが多く、木材の寿命を延ばす効果がありました。

豊穣の象徴

朱色は、豊穣や繁栄を象徴する色でもあります。稲荷神のように、五穀豊穣を司る神々を祀る神社では、特に朱色が好んで用いられてきました。

神社本庁の公式サイトには、鳥居について詳しく解説されています。
https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/torii/

鳥居

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鳥居をくぐる際には、その意味や歴史について思いを馳せ、神聖な気持ちで参拝してみてはいかがでしょうか。最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

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