【店頭販促】集客だけじゃない!再来店も促す『福袋』施策

以前は年末年始の風物詩だった「福袋」ですが、昨今では周年記念イベントや催事に合わせて季節を問わず、お得感溢れるお楽しみ袋や福袋企画を実施している売場を目にする機会が増えています。一部デパート・百貨店においては「体験型」の福袋施策を強化している企業も増えてきているようですが、今回はこれから「福袋」企画の実施を検討している方向けに、手軽に実施できる「モノ系」福袋のポイントを解説していきたいと思います。

福袋企画を実施する際に、押さえておきたいポイント!

福袋企画は専用の袋や箱を用意して、商品やオリジナル品を詰め合わせるだけなので、業種を選ばず取り組みやすい施策になっています。実際、「食品」「衣料」「雑貨」などの小売店だけでなく、各種「飲食店」「専門店」など幅広い業種で実施されています。
ここでは、過去話題になった「福袋」事例も踏まえて、「福袋」企画を実施する際のポイントをご紹介します。

「割安」であることは大前提。「お得感」をしっかりアピール

前提として、消費者にとって「お得にお買い物が楽しめる」ことが福袋の醍醐味です。物価高の昨今において、「割安」で買い物できる機会を作ることで、集客に繋げられることが福袋企画を実施するお店が増えている大きな理由のひとつとなります。そのため、福袋企画を実施している各社ではただ商品を詰め込むだけでなく、お得な「クーポン」を同封したり、「限定品」を用意するなど、様々な試みをおこなっています。

「再来店を促す」仕組みを組み込む

昨今では福袋・福箱の中に商品だけでなく、再来店を促すための「クーポン」を同封しているケースが多く見られます。特に来店回数UPに繋がる「回数券式の小分けクーポン」を付けるのが最近のトレンドです(100円引券×20枚など)。また、面白いところでは、「おみくじ抽選券」を同封していることもあります。こちらも、抽選結果の告知や景品交換をお店で行うことで、再来店に繋がる企画になります。このように、「福袋」企画を単にスポットの集客イベントと考えるのではなく、福袋購入以降もお店に来たくなる工夫をすることで、費用対効果を高めることができます。

中身はある程度「見える化」

以前は、開けた時に中身がわかる「わくわく感」「運試し」的なエンタメ性をフックにした「シークレット」福袋が主流になったこともありますが、現在は節約志向の観点から「無駄なものは買わない」心理が強く、ロス削減の面もあり、あらかじめ中身を開示した福袋が主流になっています。もちろんブランド品や過去からの継続施策で、ある程度信頼性を勝ち得ている場合は「シークレット」福袋も効果的な施策になるでしょう。しかし、期待値と実際の中身のギャップが大きいと、客離れなどのマイナス要因となるリスクもあるため、これから福袋企画を実施しようとしている場合などは、ある程度中身を開示した上で実施し、安心して購入できる環境を用意してあげることをおすすめします。

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