【五色の短冊】七夕の短冊は色で意味が違う? 五色の短冊の意味を調べてみた。

夏の一大イベント、七夕といえば短冊ですよね。
短冊に願い事を書いて、笹に飾り、それがかなう事を祈る風習が一般的ですが、
短冊の色に意味があるのはご存知でしょうか。
五色の短冊、といえばピンとくる方もいらっしゃるのでは?
という事で、今回は七夕の短冊、五色の短冊の意味を調べてみました。

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五色の「五」とは? 五行思想について

七夕の短冊は「たなばたさま」の同様にもあるように、
五色のものが一般的に流通しているのですが、
その色それぞれに意味があり、願い事の内容に対応していると言われております。
五色というのは中国の紀元前、春秋戦国時代に生まれた『五行思想』から生まれたものとなります。

<五行思想とは?>

紀元前の中国で生まれた自然哲学の思想です。
全ての物は「火」・「金」・「木」・「土」・「水」という5種類の元素からなるというのが
基本の考え方で、この思想により年月日や季節など人間の生活を形成するあらゆる事柄が
全て説明できるとされていました。
五行思想には、下記の「相生」「相克」という考えが存在し、
それぞれの元素が互いに影響しあうと考えられています。

<相生> 互いに助け合う関係

火(赤) → 土(黄):「火が燃えて灰(土)が生まれる」
土(黄) → 金(白):「土の中から金が出る」
金(白) → 水(黒・紫):「金は温度差で水滴がつく」
水(黒・紫) → 木(青・緑):「水は木を成長させる」
木(青・緑) → 火(赤):「木が燃えると火が生まれる」

<相克> 互いに邪魔しあう関係

火(赤) → 金(白):「火は金を溶かす」
金(白) → 木(青・緑):「斧(金属)で木を切る」
木(青・緑) → 土(黄):「木は土砂崩れを防ぐ」
土(黄) → 水(黒・紫):「土は川をせき止める」
水(黒・紫) → 火(赤):「水は火を消す」

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短冊の色と願い事

前述で説明しました『五行思想』に関しては、
様々なものに当てはめられて考えられてきました。

例えば、「五臓六腑」の「五臓」や、「五穀米」の「五穀」
漢方で人の顔の器官を指す「五官」など、
様々な言葉の由来が『五行思想』から生まれています。
そして、『五行思想』を由来とした「五常」という言葉があり、
それが七夕の短冊の色と対応していると言われています。

<五常と短冊の色について>

五行 五常 意味
目上への礼を大切にすること。相手に尽くすこと。
ルールを守ること。義務を果たすこと。
青(緑) 他者を思いやること。人を愛すること。
約束を守ること。正直であること。
黒(紫) 優れた知識・知恵を持つこと。正しい判断を行うこと。

例えば、「今年は寝坊や遅刻をしない」という願いごとなら、
ルールを守る願いごとですので、白の短冊に、
「おじいちゃん・おばあちゃんに元気に長生きして欲しい」という願いごとなら
目上の方を敬う赤の短冊に、
「受験に合格する」という願いごとなら
知識に関わる願い事なので黒の短冊に書くのがいいとされています。

最後に

最近では、五色以上の短冊も増えており、
風水やカラー診断から願い事を決める、という事もあるようです。
「昔はこうだった」というのを分かったうえで、
自分の好きな色・選んだ色の短冊にその年一番叶えたい願い事を書くのがオススメです。

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